当院では一般的な血液検査などの他に、必要に応じて以下の検査を行っております。
立ちくらみや朝の起きにくさなどの身体症状、集中力の低下などの精神症状、睡眠のリズムや生活習慣などの日常生活の様子についての問診や診察の結果、起立性調節障害が疑われるときに行います。
基本的に午前中に来院していただきます。検査室にて安静臥位時、安静臥位からの起立時、及び起立後規定の時間経過後に血圧を測定します。
てんかんが疑われる場合やその治療中に行います。
診察や心理相談の中で、バウムテスト、描画テストなどを行い、お子様の心理状態についての評価を行います。医師、臨床心理士が行います。
お子様の年齢、発達状況、困りごと等から、医師の指示の元に臨床心理士が必要な検査を実施します。遠城寺式発達検査表、新版K式発達検査2020、田中ビネー知能検査Ⅴ、WISC-Ⅳ、WAIS-Ⅳ、DN-CASなどの検査を行っております。
ただ発達指数、知能指数を出すだけでなく、検査中のお子様の様子などの行動観察を含めて実施します。3歳以下のお子様や保護者の方との分離が難しい場合以外は、保護者の方は基本的に待合室でお待ちいただいておりますが、ご希望の場合は同席いただけます。
<発達検査>
- ①遠城寺式発達検査表
- 0歳から4歳7ヶ月のお子様用の発達検査です。移動運動、手の運動、基本的習慣、対人関係、発語、言語理解の6領域について確認していきます。保護者の方に聞き取りで行う項目と、お子様に実際に取り組んで貰う項目とがあります。
- ②新版K式発達検査2020
- 0歳から成人までを対象とした発達検査です。姿勢・運動、認知・適応(物の操作や模倣の力など)、言語・社会(言語理解、言葉でのやりとり、数の理解と操作など)の3領域、及び全領域について発達年齢と発達指数を算出します。当院では主に6歳未満のお子様に実施します。
- ①田中ビネー知能検査Ⅴ(ファイブ)
- 1歳から成人までを対象とした知能検査です。精神年齢、知能指数(IQ)を算出します。お子様の知的能力がおよそ何歳レベルなのかが判断できます。
- ②WISC-Ⅳ
- ウェクスラー式知能検査の児童用の最新版です。5歳から16歳までのお子様に実施します。全体的な認知能力を表す全検査IQだけでなく、言語理解指数、知覚推理指数、ワーキングメモリ指数、処理速度指数という4つの指標を算出することで、お子様の知的能力を多面的に見ていきます。
- DN-CAS
- 5歳から17歳までのお子様が適用となる、プランニング、注意、同時処理、継次処理の4つの認知機能を見る神経心理検査です。認知的な特徴、偏りの様子を見ることができます。