医療法人 愛燦会 クリニックプロップ 小児神経科 てんかん・発達障害診療

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当院について

当院は発達障害、心身症、不登校、起立性調節障害、てんかんなどでお悩みの患者様とご家族の支えとなることをめざし、診療を行っております。

1)子どもの発達について

 知的障害、自閉症スペクトラム(自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー症候群など)、注意欠陥多動性障害などの診断、相談、投薬治療などを行っております。
 うちの子言葉が遅いのかな、お友達と上手に遊べないみたい、集団活動が苦手みたい、落ち着きがないのかも、学校のお勉強についていけないみたい、など、お子様の発達で気がかりのある方はご相談ください。

2)てんかんについて
 熱性けいれんを含む小児のけいれん性疾患全般に対応しております。脳波検査、投薬治療を行っております。

3)神経習癖および小児の神経症
 以下について、診断、相談、投薬治療を行っております。いずれもストレスが関与している部分はありますが、研究によって脳や神経伝達物質の異常が指摘されており、また、発達障がいなどををベースとして生じることもあります。
①チック
自分の意志ではなく、体の一部が動いたり、音声を発したりします。ごく短時間であれば自分で我慢できることもあります。
・運動チック:
 頻繁なまばたきや、顔をしかめる、口をゆがめる、首を振る、肩をすくめる、手や足がビクッと動く、など。
・音声チック:
 咳払いを繰り返したり、鼻をすすったり、うなり声や「アッ、アッ」と声を出したり、「バカ」、「死ね」などの悪態を繰り返す、など。
トゥレット症候群:
 複数の運動チックに音声チックが伴い、それが1年以上持続する状態です。
②抜毛症
自分で自分の正常な髪や眉、手足の毛などの体毛を抜いてしまう症状です。
③選択性緘黙(場面緘黙)
家では会話ができるが学校/幼稚園、外出先では話ができないなど、場面により会話ができたりできなかったりする症状です。
④夜驚症
眠っているときに突然起きて、叫び声をあげたりおびえた様子を見せる、睡眠障害の一種です。
4)心身症

 発熱が続いているのに検査しても体に異常がない、原因不明の腹痛やめまいが続く、ストレスがかかると症状が強くなる、など、身体的な症状の出現や経過にストレスや心理・社会的要因が強く関与している病態を心身症といいます。投薬治療、カウンセリングなどを行っていきます。



5)起立性調節障害

 朝、起きようと思っても起きられない、目は覚めてもだるくて起き上がれない、急に立ち上がったときに立ちくらみがする、立っている状態が続くと気分が悪くなったり気を失ったりするなど、起床や起立に関わる症状があります。起立時に下半身と上半身の血液の移動がうまくいかないことが原因です。
 また、午前中に体の調子が悪いことが多く、元気が出ない、食欲がない、動悸がする、頭痛がある、イライラ感や集中力の低下が見られる、といったことがあります。午後になるにつれて症状が軽くなり、夜には調子がよくなって元気になることが多く、怠けていると誤解されやすい病気です。
 気分不良や動悸などの症状があるもののそれを引き起こす別の病気などがなければ起立性調節障害を疑い、新起立試験を実施し、診断、投薬、相談等を行っていきます。